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心臓手術後も、そして生涯トライアスロンを続けたい 

古川康弘さんインタビュー(1)

Part1: ライフワークとなったマラソンとトライアスロン

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心臓手術前、2019年のトライアスロン世界選手権に参加した古川さん

 

―― 古川さんは来年(2025年)の2月で73歳。30歳からフルマラソンを始め、35歳からトライアスロンをされているということです。

古川 元々スポーツとは縁がなくて、学生時代はいわゆる帰宅部でした。 はじめてやったスポーツらしいスポーツは、20歳ぐらいの時に河川敷の石ころだらけの広場で兄弟とやった草野球ですね。

30歳の頃、高石ともやのファンだったのでライブによく行ってたんですけど、そのライブの時にホノルルマラソンを走ったエピソードがあって、「フルマラソンは良いよ」と言ってらした。そうなのか、じゃあ俺も走ってみたいなと思って走り始めました。

最初は、市民マラソンの典型みたいな大会で初めてフルマラソンを走りました。それが公園を15周するとちょうど42.195kmになるコースです。初マラソンはやっぱり不安だったんですけど、公園を周回するんだったらいつバタッと倒れても、走るの止めても問題ないやって、そういう気持ちで大会に出たんですね。それから5年後くらいにトライアスロンを始めました。トライアスロンはずっと切れ目なくやっています。 面白いですし、感覚的にはフルマラソンより楽かな、というのはあります 。

 

 

―― トライアスロンの方が「楽」なんですか?

古川 フルマラソンでは、50歳ぐらいまではサブスリー(3時間以内での完走)を何とか達成しようと思ってトレーニングしていました。でも、残念ながら3時間は切れずです。マラソンは速さの競技なので、練習もレースも辛いものがあるんですよ。でもトライアスロンというのは「完走した人間はみんな勝者だ」という感じがありましてね。

世界選手権ならトップ選手のつばぜり合いってのはもちろんあるんでしょうけど、他の選手は走ってる間みんな友達という感じがします。

トライアスロンはとっても遠いゴールを目指すので、その途中では、スピードを追求することが基本的にない。そんなことできないです。 200km先のゴールを目指すんだったら、無理したら一般の人はゴールできないから、ずっと抑えながら走るんです。そうなると、泳いでる時は無理ですけど、バイクに乗っている時やランに入った時には話す余裕があったりします。


―― 逆に抑えないと完走できないんですね。

古川 ハワイで開催される世界選手権に、一生に一度でいいから出たいと50代から思うようになって。それからだんだん速さを追求するようにはなりました。それでも無理したら潰れてしまいます。まあ、フルマラソンのサブスリーを目指していたラスト5kmの辛さに比べたら、アイアンマンの辛さなんてちょろいものです。

 

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